7/07/2011

M3TIS - Affluere

 
オリジナル
Released Date : 2011, 07/07
Album : ???
Label : ???
Genre : Dubstep (Liquid)
bpm : ///

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>>> 導入
・詳細レスで、エストニアの旋律型プロデューサーのM3ITISの重厚なストーリードロップのご紹介。

>>> 構成
ラテン語で "流動" という名の一曲で、まさに時の流れというそれを切なく、より旋律的に綴ったもの。
音本来の構成観点から見ると、シンセティックな旋律が止めどなく流れる。
全体的にGlitchがかかったイントロが哀愁と荒廃を演出
悠久的なサンプリングが落ちていく中でBody Chordsが進行、そこに針音の表現で時の流れの要素を追加し、今後の展開を予期させるように感じられるが、同時に氷結的な表現も入ることで時が止まったような印象も与える
Dropに入ることで、その閉じ込められた記憶が再生されるような印象
それは悠久的で少しの哀愁を感じられるシンセコード重いWobble Bassで進行
Last Dropの前の静寂は凍てついた時を表し、様々な想いやビジョンが現れては消えるよう
そこに時計の針を進めたような表現がし、グランドフィナーレが展開!
全ての音や表現が展開し、眠っていた華々しさなどが開花
アウトロにもストーリー性が感じられ、再び閉されるような儚さと、一瞬でも返り咲いた光に包まれた暖かさの含みを持たせている
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ものすごい自分の世界観を軸とした説明だったと思うが、情景表現をするサンプリングなどの音の交わり方も緻密で、各々の音の属性を深く読み込んだ印象を受ける。

>>> 導出
個人的には名作だと思うね。
タイトルに準じた明白なヴィジョンを作曲に感じられて、それを様々な表現や音によって具現化したような印象。マジでこれはハイレベルだと思う。
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個人的に大事な一曲、というのもこの曲の良さを言葉で表現してみようと思い立って、今の前身となるブログを3つ開設した。( 1. Zingz Music Library, 2. #edm,  3. e-brain)
もう全部インできないけどネ 笑

>>> 用語
❶ Glitch : あくまで多様的だけど、機械が壊れたような音のこと
❷ Wobble : ウネウネとしなるような音のことを言う。(通称ウネウネビート)

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6/28/2011

Antactics - Antastic (Up for Remix)


オリジナル

Released Date : 2011, 06/28

Album : ///

Label : Self Promote.

Genre : Dubstep (Wobble)

bpm : ///


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Antactix · Antactics - Antastic (Up for Remix)



>>> 導入
今回はイギリスでDubstepやBassline, Trap, Grimeなどを手掛けるアーティストのAntactics (Antactix)の衝撃的なリリースをご紹介。

>>> 構成
ミニマルなBodyとは対照的なD-Chordsで、そこにはWobbleを採用した一曲。
・全体的な流れは、やはりDropに注目が集まると思う。
DropでのWobble連結という大胆でシンプルな構成だと思うが、その中でも音程やピッチ変化で単一化に音の壁を作り、そのものに動きを作っているのも拘っているなと感じる他、この結構な量を使用しているにも関わらず、あまり激しさを感じずWobble本来を聴き入る構成なのは、恐ろしいピッチ管理能力だと感じた。
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個人的な音の印象論で言えば、そもそもWobbleはBass展開が常用で、配置された音域にシンセティックな重みや淀みをもたらすものと思っていたものが、様々な表現などの介入によりこれほどの昇華をしたのかと思えばやはりedmの底知れぬ魅力や可能性が感じられて嬉しい限り。

>>> 導出
・前述の通り、初めて聴いた人は衝撃が印象を埋めると思うので基本的に派手な演出要員な感じがする。
この攻撃力というか場を抉る衝撃力は随一と思うので、Mix起用も十分だと思うが、めっちゃ後ろの音がミニマルミドルというところに注意。
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・ジャンル構成に焦点を合わせるなら、これはスタイルとしてサブ化するよりも全面的に押し出す方が良さそう。
Wobblestep!!!みたいに 笑 
(そうした方がジャンルの明白性を強調できる他、音楽的な高揚感も感じやすいと思う)

※記載YouTube動画の名前は違うが、同じものだと確認済み


>>> 用語
❶ D-Chords : Drop Chordsの個人的な略。
❷ Wobble : ウネウネとしなるような音のことを言う。(通称ウネウネビート)

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◉Listen to : 
YouTube : https://youtu.be/ZAL24eRlGrM


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